2016年3月23日水曜日

『ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)』のメモ

©羊太郎・三嶋くろね/KADOKAWA






◆ストーリー
 魔術を教える学校、アルザーノ帝国魔術学院。そこに勤めることになった普段は不真面目でロクでなしだが、本気を出せば生徒を守り、優れた講義も行う魔術講師。
 彼の過去と生徒たちの奮闘、暗躍する魔術組織、様々な視点から物語は進んでいく。

◆キャラクター
◇グレン=レーダス
・ロクでなし魔術講師。
・元帝国宮廷魔導士団特務分室所属、執行官ナンバー0「愚者」。
・特に魔術の才能はないが、格闘や固有魔法で補っている。

◇システィーナ=フィーベル
・真面目な優等生。
・「天空の城」の探索を志す。

◇ルミア=ティンジェル
・対象の魔術等を強化する「感応増幅者」?
・元王女で本来の名前は別にある。
・システィーナの友人。

◇リィエル=レイフォード
・帝国宮廷魔導士団特務分室所属、執行官ナンバー7「戦車」。
・高速錬金術と近接戦闘が得意。

◇アルベルト=フレイザー
・帝国宮廷魔導士団特務分室所属、執行官ナンバー17「星」。
・魔術による狙撃が得意。

◇セリカ=アルフォネア
・グレンの育ての親で魔術の師匠。
・最高峰の魔術師。
・元帝国宮廷魔導士団特務分室所属、執行官ナンバー21「世界」。

◆原作
◇1
・魔術講師となったグレンの最初の仕事。
・さらわれたルミアのためにシスティーナと共に敵と戦う。

◇2
・学院のクラス対抗で行われる「魔術競技祭」。優勝を目指し、グレンと生徒たちが奮闘する。
・裏では「天の智慧研究会」が暗躍し、グレンの元同僚の執行官と対処に当たる。

◇3
・水着回。
・遠征学修で向かった先で「天の智慧研究会」からルミアに魔の手が、そしてリィエルの異常。

◇4
・ルミアを救うため、アルベルトと共にグレンが奮闘。
・リィエルの真実、そしてグレンの過去を垣間見る。

◇5
・学院での日常に突如現れたシスティーナの許嫁・レオス。強引な求婚にグレンは異議を唱える。
・システィーナの許嫁騒動に潜んだ敵、そして明かされるグレンの過去。過去の因縁とグレンの戦い。

◇ロクでなし魔術講師と追想日誌(メモリーレコード)
・ドラゴンマガジンに掲載されたものと書き下ろしをまとめた短編集。
・毒の話。小説の話。錬成の話。授業参観の話。セリカとグレンの出会い。

◆コミック
漫画:常深アオサ

◇①
・だらしないグレンの隠れていた実力。
・システィーナとの決闘。

◇②
・さらわれたルミアの救出。




 三嶋くろねさんのイラスト+試し読みで興味を持ち、1巻の頃から読み続けています。

 人とは違う強みを持った主人公がボロボロになりながら何かのために戦い、つらい過去を持ちながらも楽しく暮らす。テンプレでありながら王道の熱くなる展開の作品だと思います。
 主人公は教師、ヒロインは生徒という恋愛作品では禁断の愛として展開するようなキャラクター設定ではあるが、ファンタジー作品なので恋愛方面の話は薄い。
 教師を尊敬の対象、生徒を守るべきものとして関係が進むので、一般的に多い生徒同士の作品に慣れている人でも問題なく読めると思う。

 派手な制服の作品は多いけど、へそ出しルックってすごいですよね。肩にローブで+-ゼロになっているのか寒そうな印象はないけど風邪ひきそう。


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