2016年4月19日火曜日

機械と人の物語…『クロックワーク・プラネット』のメモ

©榎宮 祐・暇奈 椿/講談社 イラスト:茨乃






著者:
榎宮祐×暇奈椿

イラスト:
茨乃

出版:
講談社ラノベ文庫

 詳細はクロックワーク・プラネット|ラノベ文庫 - 講談社ラノベ文庫をご覧ください。

◆ストーリー
 時計仕掛けの惑星、クロックワーク・プラネット。それをつくった天才、Initial-Yの作品、通称Initial-Yシリーズと呼ばれる超常の機能を持った自動人形(オートマタ)。
 Initial-Yシリーズ・リューズとナオトの出会い。そしてマリー、ハルターを含めた3人と1機から物語の歯車は動きだす。

◆キャラクター
◇見浦ナオト
・機械好き。
・尋常ではなく耳が優れている。日常の音でさえ苦痛につながりかねないため、ノイズキャンセラーのヘッドホンをつけている。
・聞いた音から様々なことを知ることができる。

◇リューズ(RyuZU)
・自動人形(オートマタ)、Initial-Yシリーズ壱番機。
・機能停止していたが、ナオトによって直された。
・ナオトをマスターとして登録。
・体感速度を高速化する機能「虚数運動機関(イマジナリー・ギア)」を持つ。(他者からは一瞬の行動に見える) 
            ユアスレイブ
・与えられた至上命令は「付き従うもの」。

◇マリー・ベル・ブレゲ
・大企業の令嬢。
・歴代最年少で時計技師の頂点である第一級時計技師になる。
・「国境なき技師団」の一員として時計仕掛けとなっている区画の修理などの活動をしている。

◇ヴァイネイ・ハルタ―
・第二級時計技師。
・元伝説の軍人で現在はマリーのボディガード。
・全身を義体化している。

◇アンクル(AnchoR)
・自動人形(オートマタ)、Initial-Yシリーズ肆番機。
・唯一兵器として作られ、最強の戦闘力を持つ。
・永久に動き続ける機能「永久運動機関(パーペチュアル・ギア)」を持つ。
            トリ-シュラ
・与えられた至上命令は「撃滅するもの」。

◇テンプ
・自動人形(オートマタ)、Initial-Yシリーズ参番機。
・真意は不明だが自由に行動している。
・様々な振動を操り、接触することでアンクルと同等の威力を発揮する機能「相転運動機関(フォノニック・ギア)」を持つ。
            エアリアル
・与えられた至上命令は「揺れ動くもの」。

◇Y
・本作時系列より約1000年ほど前、滅んだ地球を時計仕掛けの惑星(クロックワーク・プラネット)に作り替えた。
・「Initial-Yシリーズ」をつくった。

◆原作
◇Ⅰ
・Initial-Yシリーズ・リューズとナオトの出会い。そしてマリー、ハルターを含めた4人から物語は進みだす。
・区画・京都を切り離そうとする「軍」の計画を防ぐために行動を起こす。

◇Ⅱ
・新たなInitial-Yシリーズ・アンクル登場。しかし…

◇Ⅲ
・巨大兵器によって帯磁し、様々なものが動けなくなった現状を打開する。
・内容はだいたい2巻の続き。

◇Ⅳ
・ハルターの裏切り、その真意とは。
・新たなInitial-Yシリーズ・テンプ登場。

◆コミック
漫画:クロ

◇1
・ナオトとリューズ、マリー、ハルターが出会い、物語が始まる。

◇2
・区画・京都を切り離そうとする「軍」の計画を防ぐために行動を起こす。
・正義の犯罪を宣言したテロリストとして動き出す。

◇3
・学園生活、そして…
・Initial-Yシリーズ・アンクルを追う。

◇4
・地下に潜む陰謀が明らかになる。

◇5
・巨大兵器とアンクルを相手に事態解決へと挑む。




 「グリードパケット」、「ノーゲーム・ノーライフ」の原作者である榎宮裕さん、「神様のいない日曜日」、「ランス・アンド・マスクス」のイラストを描く茨乃さんの作品ということで興味をひかれて読んでます。
 榎宮裕さんと暇奈椿さん2人の担当する内容ですが、印象としてはノーゲーム・ノーライフと同じように感じました。すこし頭を使い難しく思いますが、感覚でなんとなく読むだけでも楽しく読めます。
 ぶっとんだ人々が様々な考えで動きまわる、そんな話です。




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